ドライ系ミストってとは?
ミストとは霧の意味を示しますが、霧というのは濡れるイメージがあります。水をノズルで細かい粒子にして飛ばし 気化熱作用で周囲の温度を下げる方式をドライ系ミストと呼ぶようになりました。一般には「ドライミスト」と呼ばれる ことが多いですが、これはミストノズルメーカーさんの商標となっていますので、総称として利用することは 出来ない場合もあります。
ミストの技術としては、現在大きく分けて2種類に分類されます。1流体と2流体の技術です。
1流体とは、水を圧縮してノズルから噴出し、細かく砕いた霧状の水が、気化するときに周囲の熱を奪う気化熱 の原理を利用して温度を下げる方式です。2流体に比べて霧の粒子が粗めで近距離では、ややしっとりとした感じが 残ります。ゆえに2流体に比べて冷却能力も劣るといえます。ただしコンプレッサーを必要としないので、 2流体よりもコストパフォーマンスに優れています。
2流体のミストは、愛知万博等でご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんが、 1流体の要素にコンプレッサーで圧縮した空気を一緒に送り込み、より細かい粒子の霧を放出します。 気化熱の原理を利用するのは1流体と同じですが、より効率のよい気化状態をつくれるのでノズル約1m程度の場所でガラス板 に水滴がつかないほどの状態をつくることが可能となります。ゆえに2流体ミストをドライ系ミストと呼ぶことが多くなります。
1流体よりも効率よく冷却はできますが、コンプレッサーとエアー用の配管も必要となり、電気もコンプレッサーを動かすために かなりの容量が必要となることが欠点です。
マルチドライミストの技術は、1流体を専用ファンで送り出すところがポイントで、1流体でありながら限りなく2流体に 近い状態を提供し、さらに2流体では難しい、遠方や広範囲の冷却が可能なところが特徴です。ちなみに、モイスチャーミスト でのCOP値(消費電力1kw当りの冷房暖房能力)は71.2となっていて、通常のエアコンの平均値が3.4であるのに対して 20倍の数値となり、環境に優しい技術と言えます。
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